このブログのタイトルを見て『お前もか?!』と思ってくれた方、ガッチリ握手しましょう。
このARROWS Z、私の初めて購入したスマートフォンです。
今回はこの伝説級の迷機ARROWS Zの思い出を語っていきたいと思います。
富士通東芝
まず皆さんご存知でしょうか?富士通東芝というメーカーを。
あの購入直後に電話ができなかったという伝説を残したREGZA PHONEを作った会社です。
当時ガラケーからスマートフォンに変わる段階でiOSかandroidかという選択で、この時の国内のAndroidたるやヒドイものでした。
特にこの富士通東芝製の機種は悪評を轟かせていました。
当時私はガラケー(auのBRAVIA PHONE)を使用しており、周りはスマートフォンといえばiPHONE 3GSを使っていました。
私はAndroid派で家でもタブレットはAndroidのモトローラXOOMを使用していたので、『早くいいAndoroidスマホ出ないかなぁ?』と待ちぼうけていました、そんななか出てきたこの機種はすべて私の希望をかなえてくれるものでした。(カタログ上はね)
全部入り
防水、おサイフケータイ、赤外線、FMトランスミッター、WiMAX、テザリング
私のほしい機能がすべて入っている!!
この携帯が発表されるやすぐに私は予約をしました。
発売日当日、約6万円という大金を支払い、この機種に機種変更しました。
WIMAX
当時のスマートフォンは通信の規格が3Gということもあり、おせじにも通信が早いとは思えませんでした。
その時にこのWiMAX搭載。その当時PCにも搭載され始めていたWIMAXという規格、移動端末でありながらもADSL以上の速度が出るということもあり、私はオプション料金525円支払ってでも使いたいと思いっていました。
場所によっては10Mbps出ましたから、当時としては早かったと思います。
実際に使ってみて
実際にこの機種を使ってみて、とんでもない欠点が次々へと発覚します。
充電できない
購入した当時、充電しながら動作させると消費電力の方が大きいらしく、すぐにバッテリー切れでシャットダウンしていました。
原因はMicroUSBコネクタで充電すると0.5Aでしか充電されなかったからです。
専用の充電ドッグに挿入して充電すると1.0Aで充電できるようでした。
後にアップデートでMicroUSBコネクタでも1.0A充電は対応しましたがバッテリーの消耗が激しく普通の使い方はできませんでした。
バッテリー持ち
バッテリーは全くもって持ちませんでした。
Youtubeを見ようものならすぐにバッテリー警告が出てきます。
待機状態でもバッテリーの持ちは悪く、会社で仕事していてポケットに入れててもホッカイロ状態で定時になるとバッテリーが切れてシャットダウンしていました。
社外品のバッテリーが出てきてようやく使えるようになりました。
ただこのバッテリー、専用のカバーも付属しているのですが、超不格好になります。
機種変更しなかった理由
そんなクソ機種と分かっていても何故私は機種変更しなかったのか。
その理由は以下です。
同じサイズのスマートフォンがない
機種変更しようとしてた時にはすでのAndroidは安定の方向に向かっていました。
バッテリー持ちも、動作のカクカク具合も解消されつつありました。
しかしそれとトレードオフでスマホ自体が大きくなっていました。
私はサイズ的にはARROWS Zは気に入っていました。
だから次機種変更する時も同じサイズがいいと強く思っていました。
次の機種変更の候補として挙がったのはXPERIA Z3 Compactでした。
しかしこの頃XPERIAシリーズはDOCOMOにしか提供されておらず。
私は『auでこのXPERIA Z3 Compactが出たら即変えたろう!!』と思っていました。
待って待って待ち続けて、ようやくau、softbankにもXPERIA Z3が登場、Compactも出るかと思ったのでしたが出ませんでした。どうやらCompactはDOCOMO専売のようでした。
何気に便利なWiMAX
我が家の回線はADSLで、その回線が結構遅く、速度でいうと2Mbpsしか出ていませんでした。
そんななかこのArrowsZのWiMAXは10Mbps出ており、テザリングをする事によって、家の回線を超えるスピードがありました、これが地味に便利でけっこう使えていました。
最低限の機能はあった
動作はカクカクでも電話、SMS、GoogleMAP等最低限の機能は使えてました。
なのでイライラはしていても我慢して使っていました。
機種変更した理由
そしてこのクソ機種ともお別れする時がきます。
まず我が家の回線を光に変えたことによりWiMAXを使う理由がなくなったのです。
そして、auがなかなかXPERIA Z3 Compactを出してくれなかったこともあり、かつ携帯料金が高くちょうどその頃MVNO(格安SIM)が流行り始めてた事もあり。
私はDOCOMO系の格安SIMにMNP変更し、XPERIA Z3 Compactに機種変更することとなりました。
総評
『二度と富士通東芝の機種を買うか!!』と、いい勉強になりました。
この機種を4年間使ったということは話のネタとしてはいいと思います。
上記に述べた話を友人にすると笑いのネタとしては結構ウケがいいので。
機種変更してSONYのXPERIAシリーズがどれだけ神機種かというのが身に染みてわかりました。
今のARROWSは結構いいという話を聞きますが、こんな迷走していた時代もあったと時々思い出してほしいものです。
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