少し前、一大ブームを起こしたニンテンドーDS。
その流行ぶりとやらは、知人の普段ゲームをやらない女子にまで普及し、品薄に次ぐ品薄でなかなか手に入らなくなるほどであった。
今でこそみんながみんなスマートフォンを持っているが、まだiPhone3Gが出る前のこのニンテンドーDSについての思い出を語っていきたいと思います。
拍子抜け
ある日、任天堂のホームページにて発表がありました。
『異質なゲーム機』とだけ書いてあったことを記憶しています。
ゲームボーイアドバンスの次のゲーム機、その『異質』という言葉に私はワクワクしました。
しかし発売が近づくにつれ徐々に公開される情報に私は拍子抜けします。
ゲーム画面が2つ
『たったそれだけ?』私は拍子抜けしました。
発表によると、サッカーゲームで1つの画面ではゲーム画面を、もう1つの画面では試合中のインフォメーションをと書いてあり、『異質という割にはたいしたことなかった』感がすごかったです。
タッチパネル搭載
このタッチパネル搭載についても『あぁ、よくあるPDAみたいなのが付くのね』的な感想しか抱かなかったです。
なんというかこの時、同時期に発売されるPSPの方が圧倒的な未来感がありDSには全く期待していませんでした。
せいぜいロンチで発売される『SUPER MARIO 64 DS』をPSPが発売されるまでのつなぎにしよう。ぐらいにしか思っていませんでした。
裏切られた
次世代機初という事で『SUPER MARIO 64』が手元で動くというのは感動しました。
ただ、タッチパネルの使い方に私は驚きました。
DSにはニンテンドー64の3d(サンディ)ステイックのようなアナログパッドは付いていません。
最初私は、3D空間を十字キーで移動するのか、やりずらそうだなと思っていました。
しかし実際は、ストラップに親指につけるタッチ補助装置たるものがついており。
それをつけて下画面のタッチパネルを操作すると、アナログスティックのような感覚が味わえるではありませんか。
今でこそスマートフォンのアクションゲームでは当たり前となっているこの操作方法ですが。
当時としては画期的だと私は感激しました。
『SUPER MARIO 64 DS』ではメインのゲーム以外にもタチパネルを使ったミニゲームも搭載されていたのですが。
それこそタッチパネルを使うゲームはこんなにできるんだぞ!という新しい可能性を教えてくれました。
最初から本体に内蔵されている『ピクトチャット』も文字だけのチャットしか経験のなかった私にお絵描きでチャットができるという新しいコミュニケーション手段を教えてくれました。
無線搭載
今でこそ当たり前の機能ですが、携帯ゲーム機で初めて無線LANを搭載したのもDSです。
DS同士の通信対戦はもちろん、店頭での体験版のダウンロードもできました。
大流行
当時スマートフォンもなく、暇つぶし用にと多くの人がDSを持っていました。
『脳トレブーム』なども追い風になり、本当によく売れました。
後に発売されるDSLiteもデザインなどから女子ウケもよく、旅行の移動中のバスなどで女子達が『やわらかあたま塾』の対戦をしていたのを覚えています。
私にとってDSはいちハードにしかすぎませんが、本当にこの時のブームはすごいと思いました。
そしてこの任天堂が起こした奇跡はWiiへとつながっていくのです。
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